Wirex と Pulsar が示すステーブルコインカードの次の方向
Wirex は X で、Pulsar Money が早期アクセスを開始し、カード、名義付き口座、オン・オフランプのインフラを Wirex が提供すると述べた。Arc の Pulsar についての説明では、USDC と EURC を残高、決済、カード利用、複数通貨フローに使う、ステーブルコインを軸にした資金アプリとされている。
これは今日カードを替える理由ではなく、プロダクトの方向性を示す材料として読める。
カードは見えている部分にすぎない
面白いのは、また別のアプリがカードを出したいという点ではない。そうしたアプリは多い。重要なのは Wirex BaaS が提供する下の層、つまりウォレット、カード、口座、マルチチェーン入金、法定通貨レールだ。
Wirex の BaaS ドキュメントには、ユーザーのウォレットに接続された Visa カード、支払い時の暗号資産から法定通貨への自動変換、EUR SEPA と USD ACH 口座、統合残高に変換できる入金が説明されている。カードが独立した暗号資産の機能に見えなくなるには、消費者向けアプリにまずこうしたインフラが要る。
使えるかどうかを決めるのは五つの項目
早期アクセスは正式提供と同じではない。Arc も、Pulsar の機能は段階的に展開され、利用可否はローンチ詳細、対応地域、製品要件に左右されるとしている。
項目は短い。
- どの国から実際に申し込めるか
- カードがバーチャルか物理か、その両方か
- どの資産で支払いを賄えるか
- 換算スプレッドとカード手数料がどうなるか
- 対象地域で名義付き口座が使えるか
これらが公開されるまでは、完成したカード評ではなくステーブルコインカードの傾向として読むほうが役に立つ。
位置づけ
Wirex と Pulsar が注目に値するのは、カード決済、口座、ステーブルコインの決済をひとつの消費者向け資金プロダクトに収めているからだ。暗号資産カードがプリペイドの実験ではなく、アプリ層の銀行インフラに見え始めるのはこの地点になる。
すでに使っているカードの置き換えにはまだならない。展開を追い、最終的な条件を現在の Wirex Cardと比べ、自国で実際に提供されたら少額の支払いで試すのが妥当だ。
出典:Wirex の X 投稿、Arc による Pulsar 紹介、Arc による Wirex 紹介、Wirex BaaS ドキュメント。