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Paymentscan が Rain のカード用ウォレット1.12億ドル、Wirex 4800万ドルを集計

Paymentscan が、ステーブルコインカードの発行会社2社について、カード用ウォレットの残高集計を追加した。Rain のウォレットは Plasma、Base、イーサリアムほかの EVM ネットワーク上で1.12億ドルを超えるステーブルコインを保有している。Wirex のウォレットは Base と Arc 上で4800万ドルを超える。

これまでこのサイトが公表してきたのは流量だった。利用額、取引件数、アクティブアドレスである。残高は別の量だ。ある時点でウォレットに滞留している在庫であって、そこを通り抜けた金ではない。

ウォレット残高は観測であって証明ではない

この数字は、第三者がある瞬間に公開チェーン上で見られるものにすぎない。発行会社がカード保有者に対していくら負っているか、チェーン外の銀行口座に何があるか、その残高のうち自己資金と顧客資金がどう分別されているかについては、何も述べていない。オンチェーンの残高はそれらを区別しない。

Rain の側について、Paymentscan は限界をはっきり書いている。Rain のデータは同社のスマートコントラクト構成に対する最善の読み取りに基づいており、手法は Rain 側と確認されていない。推定した契約アドレスから導いた数字は、その推定が外れていたり、追跡側が知らないウォレットを発行会社が増やしたりすれば動く。この値は下限と趨勢線としては使えるが、正確な貸借対照表としては使えない。

1社の発行会社のウォレットが十数のカードブランドの下に敷かれている

Rain は Plasma One、EtherFi、KAST、Karta、Kolo、Tria、Avici、Tuyo、Exa、Solayer、Ethena Pay、Cypher、Avalanche Card などに向けてカードを発行している。この1.12億ドルは単一のカード事業の運転資金ではなく、利用者がいま比較しているステーブルコインカードのかなりの部分を支える合算残高である。

別々のブランドの2枚のカードが、発行会社も決済チェーンもウォレット群も共有していることがある。つまり発行会社の層で障害が起きれば、2枚が同時に影響を受ける。カードのブランドを分けても、その下の基盤まで自動的に分散されるわけではなく、発行会社の名前はたいてい表紙ではなく細則のほうに書かれている。

対して Wirex の残高は Base と Arc の2チェーンにしか現れない。チェーンの広がりが狭いことは、その事業がどこで決済しているかを示し、それは入金の経路と、カード保有者がブリッジを経ずにチャージできるネットワークに影響する。

今日の数字より推移のほうが多くを語る

残高の読み取りが1回分だけでは、それ自体はあまり物を言わない。役に立ってくるのは時間をかけて描かれる形のほうだ。運転資金が利用額と歩調を合わせて増えているか、急に落ち込むか、ある鎖が構成に現れたり消えたりするか。これらは追跡サイトでは見え、発表資料では見えない。残高のページと流量のページを片方だけでなく突き合わせて読む理由もそこにある。

この残高を発行会社自身が公表しているわけではなく、どちらも準備金の証明を添えてはいない。追跡側が測っているのは、チェーンに表示されているものである。

発行会社の層についてはこれまでに Payment Scan が発行会社を読み取りやすくする で扱った。

出典:Rain と Wirex のウォレット残高に関する Paymentscan の投稿、Paymentscan の Rain 発行会社ページ

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