Gate Card の費用は月会費だけではない
Gate Card の手数料表は、上のほうだけ見ると親切に見える。バーチャルカードの発行は無料、実物カードの発行も無料、月会費も無料、休眠手数料も無料。この行は意味を持つが、暗号資産カードを使う費用の全部ではない。
実際の取引を変える費用は、表の下のほうにある。Gate は暗号資産から法定通貨への変換手数料、海外取引手数料、ATM 引き出し手数料、再発行手数料、チャージバック手数料を並べている。カードを実際に使うときに現れるのは、こちらの手数料だ。
変換こそが繰り返し発生するカードの費用
Gate の Classic と Platinum の手数料ページは、暗号資産の変換について 2 米ドル以上の取引で 0.90%、2 米ドル未満の取引で 0.05 米ドルと記している。だから少額の買い物は別の見方が要る。ごく小さな取引にかかる固定の 0.05 米ドルは、パーセンテージの見出しが示すより大きくなりうる。
月会費が無料と書かれているとき、見落とされがちなのがこの部分だ。カードを持っているだけなら何も払わなくても、加盟店の取引のために暗号資産が法定通貨になるたびに払うことになる。
為替と ATM は変換とは別勘定だ
Gate は米ドル建てでない決済に対して海外取引手数料を示している。Classic と Platinum のページでは 0.40%、Standard Card のページでは地域によって 1.00% と示されてきた。これは暗号資産の変換手数料とは別だ。
ATM の引き出しはさらに別の費用になる。Gate は ATM 引き出し手数料を 2% としており、ATM の運営者が独自の手数料を上乗せしうる。実物カードにとって現金を引き出せることは便利だが、暗号資産カードの使い方として最も安い道ではない。
実務的な比較の仕方
正しい比較は、Gate Card に月額料金があるかどうかではない。Gate Card の変換、為替、ATM を通る道が、いま使っている道より安いかどうかだ。取引所で暗号資産を売り、銀行へ出金し、銀行のカードで払う道と比べる。
それでも一部の利用者にとって Gate Card は安く、あるいは単純でありうる。ただし実際の費用は取引の経路に宿っていて、月会費の行にはない。